鳩山由紀夫首相は30日午後の参院代表質問で、米軍普天間飛行場 (沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐる自身や関係閣僚の発言の食い違 いを指摘されたのに対して「最後は私が結論を出す。当然従っていただ く。最終的に政府内に隔たりが生じるわけではない」と述べた。 羽田空港の国際ハブ(拠点)空港化に関し、前原誠司国土交通相は 「自民党政治は空港港湾を造り続ける政策をとってきたが、国際競争力 がない。鳩山内閣でハブ機能をしっかりつくる」と述べ、あらためて意欲 を示した。首相は、小泉純一郎元首相が進めた構造改革路線の評価を 問われ「日本を弱肉強食の舞台にし、地域のきずなをずたずたに切り 裂いた罪は極めて重い」と厳しく批判。その上で「つめ跡をしっかり治し ていくのが新政権の役割だ」と強調した。 郵政民営化関連法案の参院否決を受けて衆院を解散した小泉氏の 政治手法については「参院の存在を軽視し、日本の議会制民主主義に 汚点を残した」と指弾した。自民党の島尻安伊子、国民新党の亀井 亜紀子両氏らへの答弁。(共同)ニッカンスポーツ
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