狂言師、野村萬斎(44)が来年公開の映画「のぼうの城」に主演することが22日、分かった。 映画主演は03年「陰陽師II」以来8年ぶり。 また日本映画界では極めて異例となる、犬童一心氏(49)と樋口真嗣氏(44)のW監督態勢で製作する。 40万部以上を売り上げ直木賞候補作となった和田竜氏(40)の同名歴史小説が原作。 総製作費15億円のエンターテインメント大作だ。 主人公は、豊臣秀吉方の2万人の大軍に500人の兵で抵抗した実在の戦国武将、成田長親(ながちか)。 家臣らから“でくのぼう”をもじって「のぼう様」と呼ばれたが、その愛すべき人柄で人心を掌握した。 萬斎は「周囲とは違う空気感を持ち、高みにいる仙人的イメージ。伝統を受け継ぐ自分にも共感できる役柄」と語る。 共同監督態勢は近年では小規模作品を除けば例がなく、大作では1976年に豊田四郎氏と市川崑氏の大物同士で監督した 「妻と女の間」(三田佳子主演)以来だ。 「ジョゼと虎と魚たち」など細やかな人間ドラマに定評がある犬童氏と、 「ローレライ」など特撮やアクションが得意な樋口氏の合体。 萬斎も「相乗効果があると思う」と期待をかける。 成田家家臣役で佐藤浩市(49)、山口智充(41)、成宮寛貴(27)が共演する。 ソース:SANSPO.COM(サンスポ・コム) 画像:映画「のぼうの城」に主演する野村萬斎と、W監督を務める犬童一心氏(右)、樋口真嗣氏(左) 映画「のぼうの城」に主演する野村萬斎
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